ここは会津盆地の北の外れ、山形県に隣接する喜多方市熱塩加納にあります。
夏には一面のひまわり畑になるこの「三の倉高原」ですが、4月末から5月中旬にかけては同じ黄色でも一面の菜の花畑になります。お天気のいい日はまさに青空とのコントラストが美しいところです。
眼下に広がる会津盆地
駐車場に車を止めて、見下ろせばもうこの景色。黄色の絨毯の向こうに広がる会津盆地、広々とした景色を見ると、日ごろのささやかなストレスが消えていくようです。
駐車場の入り口には「山小屋くらら」があります。私が行ったときはまだ外のテントが準備中でしたが、飲み物や食べ物も売っているようです。この写真だと車がないように見えますが、私の背後には20台ぐらいは止まっていました。みんな景色が良く見える方に優先的に止まるんですね。
開花情報の看板を見て、今回は「くらら西部」に行ってみました。高低差が大きいので場所によって満開のところや散り始めのところがあります。
駐車場の横の急な坂をゆっくりと上っていくと、さっきとはまた違う広がりが見えます。遠くには磐梯山(裏磐梯)も見えています。
そこはまさに黄色の絨毯、どちらを見ても菜の花
そして坂を上り切ると、目の前はまさに満開のお花畑。思わず昔好きだった「葉祥明」さんのイラストを思い出しました。ところどころにある木がワンポイントでいい感じでした。
丘の上の方には何人か人の姿が見えました。まだまだ先は長いですが、ゆっくりとのんびりと子の黄色い世界を満喫してきました。振り返るとさっきよりも遠くまで見える会津盆地。
丘を登り切ったところにある「幸福の鐘」、私も1回だけ鳴らしてきました。「みんなが幸せでいられますように」って。(私の大好きな歌のラストが「どうか世の中が幸せだったら」なんですね。つい口ずさみながら鳴らしました)
菜の花は一つ一つを見てもほんとに満開でした。丘のてっぺんからはさっきよりくっきりと裏磐梯が見えます。坂道を反対側に降りながら振り返れば…
そして道路まで戻るとその向かい側にも菜の花畑はありました。今回は体力的に(この後、喜多方に行った本来の目的もあるし、自力で運転して帰宅しなければならなかったので)こちらは遠目で見ただけにしましたが、時間と体力があればゆっくり歩いてみたかったです。
今年はもうすぐ終わりですが、もし機会があれば一度は訪れてみていただきたい場所の一つです。もともとはスキー場を夏場も活用しようと、地元の方々の努力で始まった「三の倉高原花畑」ですが、いまやひまわりとともに菜の花の名所として知られるようになりました。
この後は喜多方に戻ってラーメンを食べ、会津をめぐるもよし、米沢までも車で50分ぐらいで行けるので、米沢牛や米沢ラーメン(私はまだ食べたことないんですけど)なんてコースもいいかもしれませんね。
三の倉菜の花畑 データ
- 三ノ倉高原花畑
- 住所 〒966-0108 福島県喜多方市熱塩加納町相田北権現森甲857−1
- 駐車場あり イベント期間中は1台につき500円の協力金
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