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鶴ヶ城の桜 お城と桜はよく似合う

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あまりにも早い開花~満開まで

 会津の春は駆け足どころか新幹線でやってきたようです。月曜日に開花宣言されてから週末の今日にはもう散り始めている桜…桜だよりの「咲き始め」とか「三分咲き」「五分咲き」「八分咲き」なんか全部吹っ飛ばす勢いで通り過ぎていくみたいです。のんびり屋の私はあまりの速さについていけないです。

 4日前に満開だった高遠桜は御覧の通り…まだ花は残っているものの芝生がピンクのじゅうたんに変わっていました。

三の丸の高遠桜

お城の中は満開 まずは二の丸から

 ついこの前の真夏の暑さにあっという間に咲き始めた桜の花は、ここ二日間の嵐のような強風と激しい雨であっという間に花が散り始めてしまいました。いつもなら今週末は三分咲きから五分咲き、来週の週末が満開か散り始めの桜を楽しめるところですが、今週末がピークになってしまいそうです。

 それでも今日の朝まで降っていた雨もお昼近くには何とかやんだので、行ってみたらすごい人でした…

 二の丸の廊下橋から見た天守閣。廊下橋の赤が鮮やかでしょう?数年前にかけ替えられたばかりです。この廊下橋は木製で、籠城の際は橋を落として防御できるようになっていたといわれています。時代によってはこの橋に屋根が付けられていた時期もあったらしいですね。かつての正門とのことです。

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 石垣に桜、いつ見てもいい雰囲気です。枝の先はもう葉桜になりかけてました。

本丸 昔の市場にお茶会も

苔むした石垣の向こうに見える天守閣。今年はまだブルーシートなどを敷いてのお花見は禁止されています。

城内には日本酒の試飲コーナーとか十楽というお店のコーナーとか(民芸品とか食べ物とか売ってました)、お茶の野点コーナーとかもあり、途中和服姿の女性たちを囲むカメラの撮影会のような団体さんもいました。小さなお子さん連れた方やワンちゃんつれた方もたくさんいました。

本丸の中をぐるっと一回り(時間と体力のある時は石垣の上も回るんですが今回はパスしました)十楽(昔の市場を再現)と千小庵(利休の息子)ゆかりの茶室「麟閣」の前を通り(中でお茶もいただけますが人でいっぱいでやめました)、干飯櫓から鉄門(くろがねもん・正門)へと至ります。

會津十楽 蒲生氏郷公が城下に作った楽市の進化系「十楽」を再現したものとのことです。春と秋の限定企画

蒲生氏郷 戦国時代の名将。織田信長の臣下、伊勢松坂城から会津黒川城に移封。会津黒川を若松に改め、鶴ヶ城を作り、商業政策によって会津藩の基礎を築いた名君でもある。

麟閣 千利休の子、小庵がたてたとされる茶室。利休の死後氏郷が会津にかくまったといわれています。

鉄門(くろがねもん) 鶴ヶ城の正門。扉ると柱が鉄で囲まれているため名付けられた。

鉄門の中から天守閣を見上げるのが好きです。桜の季節には門の外は桜で埋め尽くされますから、黒いフレームの中の桜もいいですよ。

桜越しの天守閣。ほんのちょっと見えた青空です。今日は暑いです本当に雲の流れが速かったです。

この広場には桜が敷き詰められるように咲いています。以前はここブルーシートだらけでしたが、今は芝生が見えてますね。今回は登りませんでしたが天守閣から見下ろすと見事ですよ。東屋の赤い屋根がポイントです。桜の開花基準の木もこの中にあります。雨上がりでところどころ水たまりに桜の花びらが固まっていました。

観光案内所、トイレ、売店もここにあります。桜のソフト食べてみて~(今日は食べなかったけど)

この桜並木の右側はすごい人なんですが、柵の左側(曲がり角の先で撮ってますよ)はこんな感じ…手鞠のような花がたくさんついててかわいいんです。

 今日はお天気もいまひとつだし、おなかもすいてきたので小さく一回りして(城内は何通りも回り方があるんですが)、今日は一番小さな輪で戻りました。お堀端なんかで好きな場所があるんですけどね。

偶然に出会った「南郷刺し子」

 そして行ったのは車を止めた博物館の中。ごはん目的に行ったんですけど、中で興味深い展示がされていました。ロビーなので無料でいいもの見てきました。

「南郷刺し子」と書かれていてそれぞれとても工夫を凝らした刺し子模様の作品が並んでいて、藍染めの木綿に一針一針に心がこもっているのを感じました。私はパッチワークも老後の楽しみに取ってあるんですけど、刺し子の柄ってとても刺激になります。そして昔ながらの日本の知恵が息づいている気がします。

 子供用もかわいいですね

 

ご飯はなぜかいつもカレー

そしてご飯はこの博物館の中のカフェで、ビーフカレーをいただきました。

 私ね、なぜか美術館や博物館の中でご飯が食べられるところがあると、決まってカレーを頼んでしまうんです。(ごくまれにイタリアンとかもありますが…)ここもね、メニューにはお蕎麦とかハヤシライスなんかもあるんですけど、なぜかいつもカレーなんです。

 こういうお店は雰囲気が落ち着いていて好きなんです。ほかにもお客さんがいて話し声もするのに静かな感じがするんですね。たっぷりと目とおなかを満たして…現実社会に戻ってきました。

 ほぼ毎年鶴ヶ城にはいくんですが、その都度違う何かがあるような気がします。まあ、お天気もいろいろだし、歩くルートも一定していないせいもあるんですけどね。

 そういえば二年前の夏にとてもお世話になった先輩が亡くなったんですが…最後にばったりと会ったのがこのお城の桜の下だったのをふいに思い出しました。「八重の桜」の特別展の時だから…もう何年になるのかな?元気な姿が最後だったので、今でもまだいなくなったことが信じられないんですけどね。そんな桜の思い出もありました。

  • データ
    • 鶴ヶ城 
    • 場所 会津若松市追手町1-1
    • 駐車場あり
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