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読書の思い出

まだ最初なので思い出話ばかりですが…

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漫画との出会い

小さなころは本といえばプレゼントでもらう絵本とか、親が買ってきて与えてくれる本以外は家にはなく、漫画雑誌は近くに住む4つ年上の叔母の持っていた「マーガレット」などを読み漁り、キャラクターの似顔絵の書き方などを教わっていました。

少し大きくなってからは私が「週刊マーガレット」、3つ年下の妹が「りぼん」を買って一緒に読んでいたものです。そしてそこで私は「ベルサイユのばら」に出会いました。ひたすら絵をマネして、漫画家を夢見た日々でした。(ちなみに妹は「エースをねらえ!」でテニス部に…)そしてフランス革命に興味を持ち、ヨーロッパの歴史に広がっていき…枝葉のように読む本は増えていきました。

たった一つの漫画を手にしたことで、私の見る世界は足元をはるかに超えて、見ず知らずの国の文化や、バラの花の種類、バラから作られる香水の歴史etc。それからほかの漫画でも、例えば「オルフェウスの窓」から、ドイツとロシアの歴史、ギリシャ神話など。「天まであがれ」で新選組や幕末の歴史などへと、調べることがどんどん増えて、それがまた関連する小説につながっていきました。まさに私の思考は「芋づる式」なんだなと、今振り返ってみてしみじみと思います。

だから簡単に脱線しちゃうんですね。寄り道の多い人生です、はい。小学校から中学校にかけてはそうやって漫画と読書にどっぷりの日々でした。一応運動部の部活もちゃんとやってましたけどね。もちろん当時はお小遣いも少ないので、普通の本に関しては学校の図書室に入り浸りでした。

図書委員をしながら本に浸った日々

高校に入学していきなりクラスの副委員長に指名されて、まだ誰が誰ともわからない時期に大変な思いをしたので、後半委員決めのときに部活の行事で不在だったのもあって、(そもそも私あんまり向いてなかった気がします)無役になった時には心底ガッツポーズでしたけど、二年目には思わぬ委員をすることになりました。それは図書委員です。

年度終わりに各学年ごとの図書館の本の貸し出しランキングがでかでかと張り出されて、なんと私の名前が学年一位のところにあったんです。そのせいで断り切れず押し切られ…今まで以上に図書室での時間が増えていきました。でも、それは楽しい時間でした。

返却された本を戻しながら、興味のある本を見つけたり、貸し出し当番で司書の先生からいろんな話も聞けたし、研修旅行で仙台に行き、東北大学の図書館の見学もできました。

今でも司書の先生のおすすめの本を覚えてます。山本周五郎さんの「日本婦道記」です。「今読んでも多分あまりピンと来ないかもしれないけど、この本をね20代、30代、40代と時間をおいて読んでみるのがおすすめなの」というお話は今も私の心には残っているのですが…先生ごめんなさい!! あの10代のときだけしか読んでませんでした。短編小説集なんですけどね。どの作品の女性も「凛とした」印象がありました。ただ高校生だった私には確かに当時あまりピンとこなかったんでしょうね。今読んだらどんな感想を受けるのかな?また読んでみたくなりました。

そうそう、2年生の時に楽しそうに委員をしていた私を見ていたのかな?3年生の時に友人の一人が「私も一緒にやります!」って立候補してくれて、一緒に図書室で過ごしていた楽しい思い出があります。本は知識だけでなく、友達も増やしてくれました。

本の重さにびっくり、二階の本で下のふすまが…閉まらない!

そして社会人になった私は、ファッションや運動にはほとんどお金をかけないのに、気になる本は片っ端から買って読むようになりました。多分人生の経費を振り分けたら断トツの一位ですね。今思うと…ちょっと使いすぎてたかも。

おかげで二階にあった私の部屋は本が山積み…ある日父から「いい加減にしろ!本のせいで下のふすまが閉まらないぞ」と叱られるほどに。

当時はブックオフなどもまだの時代で、ようやく市内に買取のショップができていたので、一念発起それを売りに行った覚えがあります。まあ、段ボール2箱ぐらいで1万は越えていましたけど。本って重いんだな~ということを実感した出来事でした。今でも残してあったらプレミアついた本もあったかも…ね。

結婚で家を出た時にそれ以上に処分したので、今、実家のふすまの開け閉めは快適です。

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