花しょうぶとあやめの違いって?
みなさん下の二つの写真、花の名前言えますか?私はこれを見ただけでは無理です。どう見ても同じ花にしか見えないんですけど…
左側が喜多方市塩川町にある「御殿場公園」で、「花しょうぶ」です。右が会津美里町高田にある「伊佐住神社あやめ苑」の「あやめ」なんです。しょうぶもあやめも漢字で書くと「菖蒲」なんですよね。ただあやめには「文目」という漢字も使うらしいでけど、どちらも「アヤメ科」なんですね。ちなみに「しょうぶ湯」のしょうぶはまた花しょうぶとも別のようで、こちらは「サトイモ科」とのことです。ほかに「かきつばた(杜若)」も似てますがこちらは「アヤメ科」になるそうです。なんだか複雑ですが…
調べていくといろんな説があるみたいですが、ある程度共通するのは「花びらの付け根」の模様のようです。あやめが名前の通り網目模様で、花しょうぶは筋模様らしいですね。あと水辺に咲くのが花しょうぶで、乾いた土地あやめという説もあります。でもあやめ園は大体池がある気がするのは私だけ?
- 花しょうぶとあやめの違い
- 花しょうぶ 花弁の根本に筋模様、水辺が好き、葉っぱが細い
- あやめ 花弁の根元に網目模様 乾いた土地、葉っぱが太い
らしいです。そもそもそんなに近づかないとわからない区別なの?というのが正直な気持ちですが…今回地元のしょうぶ園とあやめ苑、同じ日に回ることができたので、違いだけでなく景色や場所も紹介しておきますね。(そもそも花が見たかっただけで、違いを調べる目的ではなかったのですが…)
御殿場公園の花しょうぶ園
東北も梅雨の季節を迎えましたね。なんとなく空気もしっとりしているな~と思ったら外は雨でした。でもせっかくの休みだしほかに用事もなかったので、今回は身近な花の名所の一つ、会津盆地のほぼど真ん中にある「御殿場公園」に行ってきました。桜と花しょうぶが見どころのの公園です。もう二十年ぶりぐらい?それ以上かも…花しょうぶも増えている気がするし、蓮の池なんかあったかな?記憶がないんですけどね。
花しょうぶの色ってこんなイメージだったんですが…
ほんとにいろんな種類があるんですね。それぞれ名札もついていました。雨上がりで花弁や蓮の葉の上にきれいなしずくが残っていました。雨は雨でいいものですね。そして蓮の花も好きなので、花の季節にも行ってみたいですね。会津には別な蓮の名所もいくつかあるんですけど、いい時期に行けたらいいですね。御殿場公園はぐるっと桜に囲まれているので、桜の季節もおすすめです。
- データ
- 旧会津藩の行楽地(鷹狩り場)
- 花しょうぶ 60種3万6千株
- 花しょうぶまつり 毎年6月15日から6月20日まで
- 場所 〒969-3527 福島県喜多方市塩川町御殿場3丁目48
伊佐須美神社のあやめ苑
御殿場公園にいる間に雨も上がり、次は会津盆地の西南にある会津高田町に向かいました。ここは伊佐須美神社の前にあるあやめ苑です。
大きな池を囲んで様々な色のあやめが咲いていました。よ~く見るとやはり花しょうぶとはなんとなく感じが違うんですね。池にはたくさんの鯉もいるし亀もいるんです。大きな鳥居をくぐると左手に別の赤い鳥居があります。勉強の神様「菅原神社」です。受験シーズンにはたくさんの参拝客が訪れます。左側にはたくさんの絵馬があって、神牛の像もあります。昔は触ったのかな?今は触れてはいけませんけどね。ここではちゃんと参拝してきました。(ブログの文章上達しますように~パンパン!!)
そしてその先に手水舎があります。境内の紫陽花はようやく咲き始めでしたが、こちらの紫陽花はきれいに飾られていますね。そして立派な門があります。その門の奥には大きな本殿があったのですが、2008年10月に不審火により焼失してしまいました。前に行ったときはまだ土台だけだったその場所に、今回は仮の本殿が建てられていました。参拝しようと思っていたのですが、かなり並んでいたので諦めました。
以前はこの門は通れなかったような?右横の小さな扉から入った記憶があります。そして中には会津五桜のひとつ「薄墨桜」があります。一度は桜の季節に見たいと思いながら、いまだに実現していないんですけどね。葉のしげった淡墨桜です。そして、来た道を戻らず、人気のない別の道から出てきてみました。ちょっとうっそうとしていて、寂しい道でしたね。鳥居を抜けると宮川のほとりに出ます。ここは対岸にずらっと桜並木があり「宮川の千本桜」と呼ばれています。晴れた日には磐梯山がきれいに見えるのですが、この日は雲に隠れていました。
- データ
- 岩代の国一宮(会津総鎮守)、奥州二宮
- あやめ苑 150種、10万株
- あやめ祭り 毎年6月15日から7月5日
- 場所 会津美里町宮林甲4377
結論 甲乙つけられません 要はどっちも好き
結局私はどっちも好きに落ち着きました、比べてもよくわかりません、どっちもきれいですもんね。
花を目当てに行ってみたのですが、地元の歴史もまた振り返ることになりますね。地元以外には、以前新潟の瓢湖のあやめ園にも行ったことがあります。とても広くて、孔雀がいた記憶がありますが、瓢湖で一番有名なのは「白鳥」ですね、あやめの季節にもいたんですよ。今はどうかわかりませんが、また行きたい場所です。ほかにも山形には有名な長井のあやめ園がありますけどまだ行ってみたことがないので、いつか行ってみたい場所のひとつです。
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