見なれないパッチワークの袋を見つけた
昨日ふと本棚の前を片付けていたらこんなパッチワークの袋が出てきました。自分で作った記憶がなかったので一瞬? 袋の中を見てみると母の昔の家計簿とかが入っていました。母が入院した時に貴重品らしきものを集めて持ち帰った中にあったものと思われるのですが…最初は母がフリマ(近くの病院でよくやっていたみたいで)ででも買ってきたのかな?と思ったのですが…
あれ?これ私のスカートの…
使っている生地のひとつひとつが記憶にあるものばかり。特に紐の通っている茶色のチェックの布は、私のスカートのものでした。そしてよく見ると私が昔パッチワーク用に集めていた布がいくつも使われていて…裏地のワインカラーの布は、以前母の妹である叔母からもらっていた生地だし…つまり母の手作りだったということです。
間にはちゃんと綿も入っていてほんとに本格的なパッチワーク。昔からいろんなものを手作りしていた母ですが、私が見ているときに小物のパッチワークは見たことがなかったのでびっくりしました。でもよくよく思い出してみると、こたつ掛けとかの大きいものは今考えるとパッチワークだったかも…
母の行きつけの店
そういえば、私が子供のころ、町まで出かけた時に、必ずと言っていいほど母が立ち寄るお店がありました。それは手芸店でした。ビーズの財布、編み込みの帽子、そのお店にはいろんな作品が並んでいて、その作り方まで教えてくれていた記憶があります。母もその店で材料を買っては、わからないところを聞きに行っていたみたいです。母の作るビーズの財布、自分も欲しくておねだりして作ってもらったりして。
毛糸のモチーフ
そういえば、母が一番たくさん作っていたのが毛糸のモチーフでした。それこそ小さいものなら鍋敷きから、座布団カバー、こたつ掛けは何枚も…私も時々マネをして作ってみたのですが、あれね、サイズを合わせるのがすごく大変なんです。ちょっときつく編むとか、ゆるく編むとかで1センチや2センチの差がついてしまうんです。で、私の作ったものはあまりにもサイズがバラバラなのでコースターになってました。(つまり他のとつながないでも使えるもの、ということです)
考えてみるとモチーフつなぎも立派なパッチワークですよね?いろんな色や模様のモチーフを作って、それをつなぎ合わせていくんです。常に世界でたった一つのものが完成するんですよ。そういえば病院の待合室で一生懸命モチーフを作っていた知り合いの方も、「これをね、後でつなぎ合わせるデザインを考えるのが楽しいの」って、うれしそうに話していたことがありました。
そうか…手編みとパッチワークのコラボってのも昔からあったんですね。今度実家に行ったときに、そんな母の作品を探してみたいなと思います。
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