会津の歴史と新選組ファンにはたまらない展示
先日地元のネットニュースを見て、県立博物館で新選組展を開催しているのを知りました。全くのノーマークだったので、下調べもせずにふらりと立ち寄ったのですが、これが思ってた以上の大盛況でした。
この写真では人がいないように見えますが、中は大行列でした。土曜日とはいえそんなに人がいないだろうと思って入った私は、入り口でしばらく立ち止まってしまいました。展示室が混まないように入場をコントロールしていたせいもあるみたいですが(出てきた分入るようになっていました)私たちで20分ほどの待ち時間でした。その間も後ろはどんどん伸びてました。
- イベント概要
- 新選組展2022
- 福島県県立博物館 令和四年度夏の企画展
- 期間 2022年7月23日(土)~9月19日(月・祝日)
- 休館日 月曜日(最終9月19日祝日は開催)
- 駐車場あり
残念ながら会津まつり(9月22日~24日)の前に終わってしまいますけど、一緒にやっていたらそれはそれで大変でしょうしね…大渋滞はっせいしそうですから。
私も昔は「歴女」と言えたかも…新選組もの大好きでした
小説も漫画も映画もドラマも…いろんなもの見てました
私は若い頃歴史ものが大好きでした。特に会津と新選組は切っても切れないものですから、ずいぶんたくさんの関連物を見たり読んだりしていました。特に司馬遼太郎さんの「燃えよ剣」とか「新選組血風録」、子母澤寛さんの「新選組始末記」、栗本薫さんの「夢幻戦記」、木原敏江さんの「天まであがれ!」、渡辺多恵子さんの「風光る」、映画の「壬生義士伝」とかね…たぶんそのほかにもむさぼるように読んだ時代がありました。だから最近の作品は知らないんですけどね…。
あと、ドラマも昔のはいろいろ見たと思うんですが、今でも覚えている配役はたしか「新選組始末記」の草刈正雄さんの沖田総司と、古谷一行さんの土方歳三ですかね。ずいぶん昔だと思うんですけど…。今の人なら「新選組!」の香取慎吾くんの近藤勇と、山本耕史くんの土方歳三、藤原竜也くんの沖田総司でしょうね。山本耕史くんは会津まつりにも来てくれましたから、オーラ素晴らしかったですね。新選組ではないですが会津まつりには「八重の桜」の綾瀬はるかちゃんは何度か参加してくれていて、私も近くで見たことがありますけど、今年も参加してくれるみたいですね。ホントにきれいでしたね、私と同じ日本人だと思えませんです。
今では読んだ内容のほとんどは記憶の彼方ですが、今日の展示なんかではいろいろと思い出すことも多かったです。記憶って意外と消えないんですね。ただどこかの引出しに入っていて、その引出しを開ける鍵が必要なんですね。
京都の遠い思い出 八木邸
そうそう、まだ30代のころ京都に行ったときには、いろんな寺社巡りと一緒に、二条城と屯所跡の八木邸にも行きました。八木邸は芹沢鴨惨殺の舞台ですが、閉館間際に滑り込んだ私たちにとても丁寧に説明していただいたことが、今でも心に残っています。いつか京都に行ったらまた新選組のゆかりの地も見てみたいな…と思いながら早〇十年です。
やっぱり新選組と聞くと血が騒ぐんですよね
なので地元のネットニュースで「新選組展入館2万人越え」というのを見て、「えっ?地元でやってるの?」となり、あわてて調べていってみたというわけです。この前博物館に行ったのはお花見の時でしたけど、そんなポスターとかあったのかな?まあ、行けてよかったと思います。幕末の歴史に興味のある方、まだチャンスがあるので行ってみてくださいね。チケットには常設展も合わせてみることができるものでしたが、常設展は何度も見ているので今日はやめておきました。
そしてもう一つ買ったクリアファイルがこちらですが、これがあれば新選組の隊士のキャラクターがざっくりわかりますね。
特に実際に会津の地を踏んでいるのは土方歳三と斎藤一ですね。土方歳三はこの後転戦して函館で戦死しましたが、斎藤一は会津に残り、明治時代には警察官になった人物ですね。
今回の企画展は新選組の故郷、日野の「新選組ふるさと歴史館」さんの特別協力で実現したものなんですね。日野にもいつか行ってみたいな~と一体何年思っているんだか。
他にもある会津の新選組関連の場所
土方歳三が滞在した清水屋旅館跡
他にも会津には新選組関連の場所があります。会津若松の中心にある神明通りから、七日町通を西へ行くと今は大東銀行になっている「清水屋旅館跡地」があります。土方歳三が滞在したといわれる場所ですね。私もずいぶん昔この銀行に仕事で毎日のように行っていたので、この付近を歩くたびに、ここ土方歳三も歩いていたのね…なんて思うときもありました。今も記念碑だけはあります。
会津新選組記念館
その七日町通をさらに西に行くと、右手にとても広い道路が現れます。その一角にあるのが「会津新選組記念館」です。白壁の蔵造りで、レトロな赤いポストが目印の建物ですが、何より誠の文字入りの暖簾が誘ってきます。
私もずいぶん前にお邪魔したのですが、一階は昭和レトロな骨董むかしやで、二階が新選組記念館だったと思います。二階は入館料が必要ですが、見どころありますよ。骨董屋さんも見ていて楽しいお店です。
会津藩士に転身した斎藤一の墓 阿弥陀寺
記念館を後にしてさらに七日町通を西に進むと、七日町駅のほぼ向かいに斎藤一のお墓のある阿弥陀寺があります。もともと鶴ヶ城の中にあった「御三階」という建物が移築されたお寺でもあります。
近藤勇の墓 天寧寺
そして東山に行く途中にある天寧寺には、近藤勇のお墓があります。これは土方歳三が近藤勇の遺髪を収めたといわれていますね。
思いがけない展示会は感動でした
今回の展示にはたくさんの文書が展示されていました。特に近藤勇、土方歳三の手紙が多かったですかね?沖田総司の手紙もありましたが、ほんとにそれぞれ個性的で…名前以外ほとんど読めませんでしたが…。それでもこうして今の世に残っていることがありがたいですね。
それから刀もいくつかありましたが土方歳三愛用の「和泉守兼定」は今回の目玉でした。私ねいろいろ勉強していたつもりでしたがこれ、「兼定」って会津の刀工だったんですね。知らなかったのか忘れてしまったのか…関の刀工が始まりで、会津に移住した「会津兼定」というのがあって、11代が「和泉守」の名を与えられたそうです。小説なんかで刀の名前は知ってましたが、そこも会津に関係してたのですね。
色んな資料、展示品が当時のことを今も伝えてくれる。こういう展示会はやっぱりチャンスがあれば見ていきたいなと改めて思いました。それにしても改めて新選組の人気ってすごいんですね。
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