小雨まじりの日本庭園、人がいても静かな空間
今日は車の定期点検を終えて、ふらりと「御薬園」に立ち寄ってみました。それまで霧雨のような感じの振り方でしたが、なんと駐車場に止まったとたんにザアーっと降り出して、一瞬このまま帰ろうとも思いましたが、通り雨のようなのでしばらく車の中で待機しました。
そして雨が小降りになったところで受付に、久しぶりに抹茶付き850円のチケットを購入しました。受付で傘を借りて、のんびりと園内を歩きました。
お目当ての蓮はまだ咲き始め
昨日梅雨入りしたばかりで、雲が垂れ込めた空模様ですが、雨のおかげか空気が澄んでいる気がしました。ここの蓮は以前の記事でも載せています。ここの過去記事でも紹介していますが、ここの蓮の花は私の大好きなスポットの一つです。今回はほんとに咲き始めで3輪しか咲いていませんでしたが、咲き始めならではのみずみずしさがあってよかったです。
元々お殿様の薬草園、好きな花が色々咲いていました
そのほかにもいろんな花が咲いていました。やっぱり和風の花が多い…と思ったら、ラベンダーなんかもありました。
菖蒲はもう終わりに近かったですが、雨に濡れていい感じでした。そして道の先にはピンクのかわいい紫陽花が咲いていました。まだ咲き始めの薄い色の花もありますが、これから雨に濡れる度に色に深みが出てくるんでしょうね。アガパンサス、名前は知っていましたが、花は初めて知りました。ただもう一つのお目当ての真っ赤なバラ、「プリンセスチチブ」は残念ながら終わっていました。
紫つゆくさに桔梗、紫陽花と青系の花々、先ほどのピンクの紫陽花とはまた違って、鮮やかな青がとてもきれいでした。紅花のオレンジ色が新鮮。池の中の睡蓮はスマホでは手いっぱいのズームです。
緑鮮やかな日本庭園、苔むす小路が心地よかったです
庭の中には神社もあり、石灯籠もあり…この灯篭の穴はさかさまのハートの形をしていました。歳月が作り上げた空間は、とても心が落ち着く気がします。そしてどの角度から見ても調和しているんですね。もともと京都や鎌倉のお寺や庭が好きなので、地元にこんなに素晴らしい庭があるのがとても嬉しいです。
この庭園にはもみじだけでも様々な種類があります。今はいろんな温度感の緑が美しいし、水鏡もいつ見てもきれいです。池のほとりには鴨が静かに座っていました。周りには何組かのお客さんもいたのですが、のどかな景色に癒されているみたいでした。
古くなって切り株だけのところもありましたが、まだまだ樹齢500年レベルの木が生きています。戊辰戦争でさえ150年前なんですが…ここにある樹木はそのずっと前から会津の歴史を見て来たんですね。苔むした幹が迫力でした。
お座敷で冷たい抹茶、池の鯉を眺めてひと息
雨はすでに上がっていましたが、のんびりと一回りしてお抹茶をいただきました。温かいのと冷たいのがあるとのことなので、歩いて喉が渇いた私は迷わず「冷たいのをお願いします」って、ごろんとした大きい氷の入った抹茶と添えられたゴマ羊羹がおいしかったです。
こんな風に写真に撮ると誰もいない空間を独り占め、に見えるでしょう?でも私の両隣には6人ぐらいの団体の皆さんがおしゃべりしながらくつろいでいたんですよ。でも不思議とうるさいとか騒がしいとかは思わなかったです。こういう雰囲気だとお互いに自然と配慮が出るのかもしれませんね。
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